会計事務所のM&Aが話題に

近年、会計事務所の事業承継の選択肢の1つにM&Aが選ばれるようになってきました。

新聞やニュースなどでも企業のM&Aは取り上げられることもありますが、会計事務所のM&Aについては、その実態が知られていない部分もあります。

M&Aとはそもそも英語である、Mergers(合併)and Acquisitions(買収)という意味の略語です。つまり、会計事務所の進退についても『合併』もしくは『買収』などの選択をする所長先生の方が増加してきたということです。

会計事務所においての『M&A』とは、どのようなものであるのでしょうか?

また、所長先生にとって『どのようなメリットがあるのか?』という点についても解説をしていこうと思います。



会計事務所のM&Aが注目され始めた理由とは?


そもそも、なぜ会計事務所という業種にもM&Aが選ばれるようになったのか。

大きな理由として、近年会計事務所業界の全体において問題視されている『後継者の不足』や『所長先生の高齢化』が挙げられます。

これまで、会計事務所の業界を牽引してきた所長先生の方々の年齢層が高くなってきたことに加えて、後継者となれる年齢層の割合が圧倒的に減少しているという事実が『M&A』という事業の売却や合併といった選択を増加させていると考えられます。

所長先生の方に「事業として何とか継続させたい」という思いがある一方で、業界全体の問題として後継者不足という事実は変えられません。そのため、他の事務所などと統合することによって後継者問題の解消を図りつつ、事業を継続することが出来る選択肢の1つが『M&A』だと言えます。



事務所同士による顧客確保の問題


前項で挙げた業界全体の問題に加えて、会計事務所として顧客をしっかりと獲得するということが難しくなってきているという声も聞かれます。

これは、地域に密着した事業所であった会計事務所という時代から、大手の事業者などがインターネットなどの広告を使って大きな範囲で営業戦略を取り始めたことが背景にあると考えられます。

インターネットの普及は現在のスマートフォンが主流となったと同時に他の業種であっても新しい市場として拡大を続けており、現在進行形で進んできている経営戦略の1つです。

しかし、小規模な会計事務所などにとっては、インターネット広告というコストの捻出も難しいといった問題があり、同業種間での顧客獲得に『格差』が出始めたことも事実です。

こういった格差問題に対しても『M&A』による事業継承は現実的な問題を解決する手法の1つだと言えるのです。



会計事務所が『M&A』を利用するメリットとは?


会計事務所の事業継承において『M&A』を活用するメリットは大きく2つの視点から考えられます。

1つは会計事務所の事業を売却する側の視点です。先にも述べましたが、後継者不足などの問題によって存続が難しいと感じている所長先生の方には数多くのメリットがあるのです。



・職員の雇用確保(事務所閉鎖による従業員への影響)

・グループ化による顧客獲得の安定(小規模では出来ない経営戦略の切り替え)

・後継者不在問題の解消(売却や統合によって事業閉鎖にはならない)


これらの他にも、所長先生の方が現役のまま、新しい経営戦略を取り入れる、事業規模拡大への手法としても『M&A』は活用されております。

次に、会計事務所を買収、もしくは統合する側の視点です。


・地域別に支部を設置出来る(経営範囲の拡大)

・グループ化によるブランド力や信頼性の向上

・有資格者の確保による人材の強化


『M&A』で統合、買収を行う会計事務所にもメリットは数多くあります。特に事業拡大において難しい地域への進出など、お互いの条件が合えば相乗効果として業務規模の拡大に期待が出来るのです。



新規開業によるリスクヘッジ


すでに一定規模の事業が確保出来ているにも関わらず、後継者がいないという意味では新規で会計事務所の開業を考えている有資格者の人にとっても『M&A』による事業継承は、新しく開業するよりも遥かにリスクが低くなります。

新規で経営を始めたとしても、顧客が獲得出来るかどうか、事業が軌道に乗るかどうか、というリスクは避けられません。

しかし、すでに地盤のある会計事務所を引き継ぐとなれば、開業リスクは大幅に低下しますし、現在の所長先生の方が心配される『顧客と従業員』という問題も引き継げる可能性が充分にあります。

弊社では、こういったマッチングに対する取り組みも万全のサポート体制でお手伝いをさせて頂いております。



会計事務所の『M&A』は多数のメリットが期待出来ます


ここまで会計事務所の『M&A』について紹介してきましたが、業界全体が抱える問題は、個人の範囲で解決することは非常に困難な状態であると言わざるを得ません。

後継者不足の問題をはじめとした会計事務所所長先生の方々が抱えられている悩みは増加している一方で、それらを解消する方法があまり知られていないというのも問題だと考えられます。

会計事務所に関する事業継承には『M&A』という選択肢もありますので、何かお困りの問題がありましたらお気軽に弊社にご相談下さいませ。

完全クローズドで対応させていただきますので、顧客はもちろん、従業員様にも不安を与えないような体制を整えております。

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